20代は「アリ」か「キリギリス」か
お金の使い方、20代でよく議論されるのが、お金を「使うべきか、貯めるべきか」というテーマです。
ひとつは、「若いうちは経験が大切」として、旅行、グルメ、遊び、人間関係にお金をどんどん使う派。
もうひとつは、「節約してタネ銭を貯め、早くから投資を始めるべき」という堅実派。
まさに童話の「アリとキリギリス」のような対立構図です。
どちらも正解。大切なのは配分と意志
私の答えは明確です──どちらも正解。
ただし、大事なのは「配分」と「意志」です。バランスを取りながら、自分で納得して選ぶこと。
経験にも投資にも、それぞれの価値があるからです。
特に投資は、早くから始めるほど“時間”という最大の味方を得られます。
複利の力は、長期でこそ真価を発揮します。
シニア世代が「若いうちはお金を使え」と言う気持ちも分かりますが、若いうちの投資の価値も無視できません。
「お金の知識」がある人が人生で有利になる
人生の選択をするとき、お金の知識がある人は選べる幅が広いです。
しかし、私たちの世代は「お金の話をするのは、はしたない」と育てられてきました。
その結果、社会に出てもお金の基本すら知らないまま過ごす人が多い。
ですが、現実の世界ではお金を知っている人の方が圧倒的に有利。
私自身、知識を蓄えたことでFIRE(経済的自立・早期リタイア)という目標を達成できました。
格差の原因は「親も学んでいない」こと
ここで大切なのは、「知識がない人が悪いのではない」ということです。
多くの場合、その人の親世代が学んでこなかったことが原因なのです。
親が知らなければ、子も知らないまま育ちます。
そして、その差がそのまま資産格差や生活レベルの違いにつながってしまう。
私はFIREしてからこの現実を身をもって感じました。
人生を変えた1冊──『金持ち父さん 貧乏父さん』
そんな私が人生の転機として読んだ本が、ロバート・キヨサキ著『金持ち父さん 貧乏父さん』です。
この本には、「出世=幸せ」という古い価値観に縛られた人生から抜け出すヒントが詰まっています。
私は2002年、この本に背中を押され、会社中心の生き方から投資家としての道へと踏み出しました。
まさに、ラットレースから抜け出すきっかけとなった一冊です。
投資を始めたのは、人生のどん底から
投資を始めたのは、私が32歳の頃。当時は不況で給与は大幅カット、生活も精神的にも厳しい状況でした。
そんな中で読んだ『金持ち父さん』に影響を受け、「今からでも何かできるかもしれない」と思ったのがきっかけでした。
そこから本格的に株式投資を学び、わずかな資金と覚悟でスタート。
徐々に日本株の魅力や企業分析の面白さに気づき、のめり込んでいきました。
会社のためではなく、自分のために生きる
私は、株式投資と並行して「節約・倹約」にも力を入れました。
そして、会社内ではあえて“窓際”を選び、自分のために時間を使う働き方へと切り替えました。
会社のために生きるのではなく、自分の未来のために働く。
休日も「誰かに合わせる」のではなく、「自分が本当にしたいこと」に使う。
この考えが、資産形成の加速につながったのは間違いありません。
評価に追われた日々と、32歳の転機
それまでの私は、評価者や上司の顔色をうかがい、出世レースに巻き込まれ、気がつけば燃え尽きていました。
そして、32歳の時に体調を崩し、すべての価値観が変わりました。
そこからは、「自分の人生は自分で決める」と固く誓い、FIREを目指す兼業投資家としての人生を選びました。
20年後、資産は2億円を超え、今では時間もお金も自由な生活を送れています。
お金持ちの次は、夢のあるコミュニティへ
子どもの頃の夢は「お金持ちになること」でした。
それを叶える手段として、株式投資という道を選び、FIREという形で夢を実現しました。
でも、夢は一度叶えて終わりではありません。
次の夢は、60歳で資産3億円。そして、家族を超えるような温かいコミュニティをつくること。
夢を持つことは、何歳になっても人生の原動力になります。
だから私は常に新しい夢を持ち続け、若い人にも「夢のある人生」を歩んでほしいと願っています。
その第一歩として、若いうちから投資に目を向けることを、心からおすすめします。
あとがき
お金の使い方に「正解」はありません。
でも、自分の意志で決めることは、どんな時代でも最強の力になります。
経験も投資も、バランスよく選び、自分らしい人生を築いていきましょう。
私のような普通の人間でも、コツコツ続ければFIREは夢ではありません。
あなたの選択が、未来を大きく変えるきっかけになります。











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