人生には常に「選択」がある
人生は、無数の分岐点でできています。
とくにサラリーマンという働き方を選んだ人にとって、「会社とどう付き合うか」という人生の選択は非常に重要です。
給料をもらう以上、それに見合った働きは当然求められますが、仕事の重さや強度は必ずしも平等ではないという現実もあります。
とはいえ、今の日本企業は、できる限り年功序列を守り、定年まで雇用を継続しようと努力してくれます。
それは、2000年前後の不況の際、シニア世代が「給料を下げても雇用を守る」ことを選択したから。
その延長線上にある制度や文化を、私たちは今も受け継いでいます。
会社にすべてを委ねる時代は終わった
しかしながら、会社が10年後・20年後まで社員個人を守る時代は終わりつつあるのも事実です。
社員には「会社の未来を真剣に考える責任」は建前としてはありませんが、会社も社員一人ひとりの未来を背負う義務はないのです。
つまり、これからの時代は、「会社に依存するか」「自分の人生を設計するか」という、根本的な人生の選択が問われるようになっていくでしょう。
なぜなら、会社も今や国内だけでなく、全世界と競争する時代に突入しているからです。
甘えや依存では、未来を切り開くことはできません。
私の人生の選択:会社 vs 投資
2003年、私自身が直面したのも、明確な2つの人生の選択でした。
- 会社に尽くし、団結して不況を乗り越える道
- 割り切って、兼業投資家として自分のために動く道
当時の私の手元資金は約1,000万円。
日経平均は今の1/4程度の水準。つまり、日本経済が回復するのを信じて会社で働くか、株価が安いうちに投資して将来に備えるかの賭けだったのです。
私が選んだのは、後者の道──投資による人生の選択でした。
自分を大切にする人生へと軸足を移した
ちょうどその頃、私はメンタルを崩して休職も経験しました。
復職後、私のなかで価値観が大きく変わりました。
それまでは会社のために尽くす「滅私奉公」が当たり前でしたが、
そこから**「自分を最優先にする人生」へと舵を切った**のです。
つまり、会社軸の人生から、自分軸の人生への転換。
それが、私の本当の人生の選択でした。
昇格よりも、地域のつながりを選んだ
そして、2022年。53歳のとき、昇格と地方転勤の内示が出ました。
順調にいけば、子会社の役員。64歳で年収1,200万円という好条件でした。
けれども、そこで私は再び人生の選択を迫られたのです。
そのまま残れば、安定した収入は手に入ったかもしれません。
しかし10年以上、慣れない地方で暮らすことになります。
それよりも私は、地元で続けてきたスポーツコーチとしての地域とのつながりを失うことのほうが、よほど痛手でした。
また、そのときには投資で築いた資産が2億円を超えていました。
だからこそ、私は迷わず選びました。昇格ではなく、自由を。退職してFIRE生活に入るという選択を。
人生の選択は「自分を大切にする」ことから始まる
私の経験から言えるのは、人生の選択とは、自分をどれだけ大切にできるかという問いでもあるということです。
たとえ周囲と違う道を選んでも、それが自分にとって正直で納得できるものなら、それが正解なのです。
これからも、人生には選択の連続が待っています。
だからこそ私は、声を大にして言いたいのです。
「あなたの人生の選択を、他人や会社に委ねないでください。」
選ぶ力は、あなた自身の中にあります。




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