「育成」は子どもも大人も変える──私のコーチング哲学

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第3の居場所としてのボランティアコーチ

私は今、大人として地域の子どもたちにスポーツを教える、育成ボランティアコーチとして活動しています。

これは、サラリーマン時代から続けてきた「第3の居場所」です。

会社でもなく、家庭でもない。けれど、私にとってかけがえのない時間であり、大人として育成のやりがいを深く感じられる場所です。

子どもたちの目の輝き、真剣な表情。そこに関われることが、何よりの喜びです。


育成とは、心の土台を築くこと

私がコーチとして大切にしているのは、「育成」の考え方です。

育成とは、ただ身体能力を高めることでも、技術を磨くことでもありません。

それよりも先に、人としての“心の土台”を育てることが最も大切だと思っています。

特に児童期という限られた時間にこそ、この土台づくりが必要です。

価値観、自信、思いやり、挑戦する気持ち…。それらが将来のすべての行動の基礎になるのです。


結果を急ぐ社会が失っているもの

今の社会では、子どもたちはとても忙しくなっています。早い段階から受験や習い事に追われ、次々と「結果」が求められます。

気づけば、まだ育ちきっていない心を置き去りにしたまま、外側ばかりが強化されている状態です。

そのまま大人になると育成されていないので、ストレスへの耐性が弱く。それで少しの挫折で心が折れてしまう人が増えていくのは当然です。

私は現場でそうした実情を、肌で感じています。


「失敗してもいい」環境づくり

だからこそ、私は「怒られない」「失敗してもいい」環境づくりを大切にしています。

チャレンジしたことに対して、成功すれば大きく褒め、失敗しても「ナイスチャレンジ!」と励まします。挑戦したこと自体を肯定するのです。

そして、なによりも重視しているのが「認める」こと。

できた・できないではなく、そこに向かう姿勢をしっかり見て、言葉で伝えること

これが育成の出発点だと私は思っています。


認めることは、最強のモチベーション

よくできましたね」「君は本当によく頑張ってる」。

──そんなシンプルな言葉でも、人は大きく変わります。

子どもたちの目が輝き、背筋が伸びる。自分が認められていると感じることで、次のチャレンジへの意欲がわいてきます。

私はいつも、「褒めポイント」を見逃さずそれを言葉にして伝えることを意識しています

すると、子どもたちは驚くほど素直に、そして前向きに育っていくのです。


褒められない大人たちの現実

でも、この「褒められる経験」は、実は大人になると急激に減っていきます

私自身、サラリーマン時代にそれを強く感じました。会社には、褒める文化がありませんでした。

むしろ、「人を褒めたら自分の立場が危うくなる」と考えるような上司も多く、職場はギスギスしていました。

評価されない、認められない、だからやる気も出ない。そんな職場からは、成果も人材も育たないのです。


コーチングの心を投資勉強会にも

だから私は、会社の外に「居場所」をつくることにしました。

現在では、株式投資の勉強会でも、大人としての「育成型コーチング」の考え方を取り入れています。

参加者が発表した銘柄の株価を、私があとから追いかけ、次回の勉強会で「この銘柄、実際に上がってますね!」とフィードバックします。

それだけで、皆さんの表情がパッと明るくなるのです。

「見てくれていた」「評価してもらえた」──この感覚こそが、次の行動につながります。


人は「見られている」と強くなる

もちろん、勉強会に来るような方々は、自立した大人でありベテラン投資家も多いです。

しかしそれでも、「誰かに見られている」「注目されている」という感覚があること。それだけで、人は自然と真剣になります。

行動の質も変わるし、継続する力も湧いてきます。

人は本来、誰かに承認されながら成長していく生き物なのだと、つくづく感じます


成長を信じる、それが大人としての育成の原点

私はこれからも、大人としてスポーツでも投資でも、「育成」に力を入れていきたいと思っています。

チャレンジした人を尊敬し、成功した人を称え失敗した人にはエールを送っていく。

このサイクルの中で、人は自然と伸びていく。私はそれを信じています。

そして、その根底にあるのは「信じる力」です。

どんな子にも、どんな大人にも、育成すれば成長の可能性はあるその成長を心から信じて寄り添うこと

それが私の目指す「育成」です。

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