育成=長期投資について。
子どもを育てることと資産を育てることの本質は同じこと。
育成=長期投資|はじめに
私は近所の子どもたちにボランティアでスポーツコーチをしています。
この仕事を通じて気づいたことがあります。
それは、
子どもを育てることと、資産を育てることの本質が同じだということです。
会社や株式投資とは関係ない、この地域とのつながりが、
私の人生を大きく変えてくれました。
私の人生の転機
32歳で猛烈社員を辞めるまで
32歳のとき、私は猛烈社員を辞めました。
その後、会社員として働きながら投資を続け、
53歳でFIREの早期退職を実現しました。
窓際族時代の失敗:ストレスを短期売買で癒そうとした日々
窓際族に異動してからは、
会社の仕事をセーブしていたため、
土日に時間が余るようになりました。
しかし、その時間があると、
会社での嫌なことや株のことばかり考えてしまいます。
そこで私がしていたのは、
会社のストレスを株の短期売買で癒そうとすることでした。
何の知識も経験もないまま、値動きの激しい株に大金を投資する。
当然のことながら、資金は大きく減っていきました。
失敗から学んだ大切なこと
この経験から、私は大切なことに気づきました。
土日はリフレッシュして気分転換することが、本当に重要だということです。
ストレスを投資で解消しようとするのではなく、
別の場所で心を満たすことの大切さ。
この気づきが、私の人生を変えるきっかけになったのです。
スポーツコーチとの出会い
息子たちとの訪問がすべてを変えた
そんなときに、
息子たちと一緒に近所のスポーツチームを訪れたのがきっかけでした。
私自身、高校と大学時代にこのスポーツをやっていたので、
すぐにコーチになることを決めました。
「居場所」を見つけた喜び
会社や投資とは関係ない、このスポーツチーム。
そして何より大切な「地域とのつながり」。
私はすぐに、ここが自分の居場所だと感じました。
収入はありませんでしたが、
平日の会社勤務と投資は続ける必要がありました。
しかし、
スポーツコーチという楽しみが生まれたことで、
窓際族での嫌なことから目を背けることができるようになり、
株の短期ギャンブル投機をやめることができました。
そして、
長期投資にじっくりと腰を据えることができるようになったのです。
FIREへの決断
単身赴任か、地域か。人生の選択
53歳でFIREするきっかけは、単身赴任を伴う辞令でした。
しかし、私は大切にしてきた「居場所」、
この地域とのつながりを絶つことができませんでした。
地域との関係を優先にする決断をしたのです。
20年間の長期投資が実を結んだ瞬間
当時、私は東京エレクトロンやTDKなどに株式を32歳から投資していました。
特にリーマンショックの大暴落時は、持ち株の時価が下がっていき
怖くて寝れなくて、深夜の米国相場までも震えながら見ていました。
そんな中でも、自分を信じて安くたくさん買っていきました。
たまたまタイミングが良かったのです。
そしてその株をほとんど持ち続けて成長して、
時価で2億円の資産を持つことができました。
これは一般的な手取りの生涯賃金分です。
普通なら、生活を犠牲にしてまで会社辞令を選ぶことは好ましくありません。
私にとっては異なりました
私にとっては異なりました。
収入減、時間的負担は、投資先からの配当収入が賄ってくれています。
個別株の投資はリスクがあり、知識やタイミング、
感情のコントロールが必要で簡単には成功できません。
本当に運が良かったかもしれません。感謝しています。
FIRE後の現在
4年が経った今
FIREから4年が経った今、
私はスポーツ競技で作る協会の副理事長、
そして市のスポーツ協会の実行委員として、
市民全体のスポーツ普及・振興に務めています。
ボランティアの仕事に感じるやりがい
ボランティアですが、
地域の皆さんと問題を共有して解決していく。
この仕事には、言葉では表現しきれないほどのやりがいがあります。
私の指導法:「育成法」とは
スポーツコーチの現場で気づいたこと
現在も、私は現役でスポーツコーチを続けています。
近所のスポーツチームで実践している指導法が、「育成法」です。
地域の子どもたちと接する中で、私は気づきました。
本当に子どもが伸びる「育成」とは何かを。
育成法の三つの柱
育成法とは、シンプルに言うと以下の三つです。
- 好きなことをさせる
- 褒める
- 自己肯定感を育てる
そして、何より大切なのは、
スポーツを通じて子どもたちの心の中に「土台」を作り上げていくことです。
育成=株式投資で当てはめると
この三つの柱は、株式投資にも当てはめることができます。
| 育成法 | 株式投資への応用 |
|---|---|
| 好きなことをさせる | 投資の「テーマ」や「銘柄選び」に情熱を注ぐ |
| 褒める | 自分の投資行動を「可視化・記録・称賛」する |
| 自己肯定感を育てる | 「自分の判断で保有する」自信を育てる |
そして子育て理論と投資の一番の共通点は、
「感情のコントロール」が育むことができるということです。
つまり株式投資に必要な3つの感情、
・チャンスに動く「胆力」
・ルールを守る「規律」
・持ち続ける「握力」
この部分を育めることです。
スポーツ育成と長期投資の共通点|育成=長期投資
スポーツコーチをしているうちに、私は気づきました。
子どもたちを「育成」していくことが、
株の長期投資につながっている
ということです。
特に私はこの育成法を通じて、
「株を売らない」という長期投資の握力を身につけて実践しました。
この気づきが、私のその後の投資人生を大きく変えたのです。
第一の柱:やる気の源泉は「好き」の気持ち
「やりたい」という気持ちの大切さ
あなたは、普段心から「やりたい」と思えることをしていますか?
もし、嫌々ながら、
自分を犠牲にして何かをしているなら、
その気持ちは必ず周りに伝わってしまいます。
特に、子どもにはすぐに伝わってしまうのです。
私の失敗から学んだこと
私自身、32歳でメンタルを壊すまでは、
自分を犠牲にして会社に尽くしていました。
莫大なノルマをこなしていたにもかかわらず、です。
私が教えている子どもたちの中にも、
「親に言われたから…」という子がいます。
正直に言うと、そういう子は長続きしません。
「好きこそ物の上手なれ」という真実
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。
これは本当です。
子どもが自ら「やりたい」という気持ちを持つことが、
何よりも大切なのです。
親としてできることは、興味の種をまくこと。
色々な体験をさせて、
子どもが夢中になれるものを見つけてあげることなんですね。
資産形成に当てはめると
これを資産形成に当てはめると、どうなるでしょうか。
まずは、お金に興味を持つことが大切です。
そして、周りに流されずに、
自分で考え抜いてお金を使っていくこと。
さらに言えば、
もっとたくさん「お金を所有」するために
夢中になることを探すことです。
その手段は、株式投資だけではありません。
会社員として働くことでも、十分に可能なのです。
株式投資を始める際の工夫
株式投資の例としては、
無理に「儲かりそうな銘柄」ではなく、
「自分が興味ある業界・企業」から投資を始めてみることが大切です。
例えば、ゲーム、EV、医療、アニメなど。
自分が応援したい、
理解できる業界から始めることで、
その企業のニュースも自然と追い続けることになります。
そうすることで、株価下落時も
「この企業の将来を信じている」という心理的支えが生まれ、
衝動売却を避けられるようになるのです。
第二の柱:子どもは親の所有物ではない。尊重こそ最大の愛情
親の願望の押し付けになっていないか
「子どものため」と思って習い事をさせるのは、
確かに良いことです。
しかし、それが
親の願望の押し付けになっていないでしょうか。
一人の人間として尊重する
子どもは、親の「所有物」ではありません。
一人の人間として、
その意思と気持ちを尊重することが、
育成の第一歩なのです。
褒めることの力
そして、何よりも大切なのが、褒めることです。
子どもは、「自分のことを見てくれている」と感じたときに、
初めて心を開きます。
良いところを見つけて、たくさん褒めてあげてください。
私が受けなかった褒める文化
私の20代、猛烈社員時代のことです。
ノルマをはるかに上回る成績を出しても、
周りはとにかく褒めてくれませんでした。
「仕事だから当たり前」という風潮。出世も手当も何もなし。
会社が儲かっていなかったから、そういう余裕がなかったのかもしれません。
どこか他人事でした。
この経験が、
私のメンタルを壊す一因になったのだと思います。
資産形成における「褒める」の工夫
では、資産形成の場面では、どうでしょうか。
なかなか他人に褒めてもらうことができません。
そのため、自分で自分を褒めることに徹する感じになります。
ここで大事なのが、可視化です。
可視化の力
私は資産を折れ線グラフにして可視化していました。
数字として見えることで、自分の成長を実感できます。
月次・年次で資産推移をグラフ化し、
「1年前より○○円増えた」「配当が○○円入った」と記録する。
短期的な値動きではなく、
「今月も買い増しできた」「下落局面でも売らなかった」という
投資行動そのものを自分で認める。
このように、
自分の投資行動を「見える化」することで、
初めて自分を褒めることができるのです。
コミュニティの力
SNSで発信していくのも良いかもしれません。
最近では、信頼できる投資勉強会に参加するのも良い方法だと思います。
同じ志を持つ仲間から
褒めてもらえる環境を作ることが大切なのです。
第三の柱:「心の土台」を育てよう。未来への投資
育成とは「今」を伸ばすことではない
育成とは、単に「今」を伸ばすことではありません。
将来、困難に立ち向かうための
「心の土台」を育てることこそが、育成の本質なのです。
心の土台がもたらすもの
この土台がしっかりしていれば、
子どもはどんな環境でも、自分の力で成長していくことができます。
土台が形成されない大人たちへの懸念
最近、この土台が形成されないまま大人になるケースが増えています。
だからこそ、
子どもの頃から、自己肯定感を高め、
自信を持てるように育ててあげることが重要なのです。
投資における「心の土台」
株式投資、特に個別株投資はリスクがあり、
簡単に成功できるものではありません。
成功するためには、以下の土台が必要です。
- 知識
- 時間
- 心理的耐性
土台が充分でないのに大金を投資してしまうと、
それはギャンブルに近づいていきます。
私の投資人生における土台作り
私自身、ここまでの投資の実績は、
運とタイミングに助けられた部分もあります。
それでも、私が大切にしてきたのは、
土台を作ることに時間をかけることです。
具体的には、以下の二つです。
- 勉強(情報収集)
- 感情のコントロール(自分軸を持つこと)
そして、この土台作りは、今も続いています。
完成することはなく、常に学び続けることが大切なのです。
最後に:子育ても投資も「育成」
私が学んだこと
こうやって私は、「育成」という考え方を、
投資(資産育成)にも通じるものとして学んでいきました。
スポーツコーチをしていなかったら
この地域でスポーツコーチをする場所がなければ、
32歳からの「会社員+投資」を上手くできなかったかもしれません。
窓際族のストレス解消に
ギャンブル投資をし続けていたかもしれません。
株を長期で育てていくという、
長期投資の握力が付けられなかったと思います。
何より、会社や株の値動き低迷でのストレスを癒す場所がなかったでしょう。
子どもの頃からの「育成」教育|育成=長期投資
今、私が考えていることがあります。
子どもの頃から、スポーツもそうですが、
お金の教育でも「育成」=長期投資を受けていれば、
自然と投資の土台ができていくのではないか
ということです。
もちろん押し付けはいけません。
お金に興味を持たせるように働きかけるのです。
土台があっても成功は保証されない
そして
株式投資、特に個別株投資は、
銘柄選び、そしてそのリバランス、感情をコントロールすることなど、
リスク管理などが必要です。
育成の土台があるからといって
簡単に成功するものではありません。
重要なのは「自分で伸ばしていく力」
重要なのは、
育成で出来た土台を使って、それを自分の力で伸ばしていくこと
なんです。
親が与えた土台の上に、本人がどう積み重ねていくか。
その過程こそが、真の成長につながるのです。
育成=長期投資|成功の鍵
投資も子育ても、成功の鍵は同じ|育成=長期投資
投資も子育ても、成功の鍵は同じです。
正しい方向に、丁寧に積み重ねていくこと。
これに尽きるのです。
あなたへのメッセージ
あなたが今、何かに取り組んでいるなら、
その「育成」の視点を忘れずに。
長期的な視点を持ち、心の土台を大切にしながら、
丁寧に積み重ねていってください。
その先に、必ず何かが花開く日が来ると思います。
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