FIRE4年目、私が今も毎朝続けていること——朝から昼、恐怖レーダーと散歩の話【前編】
こんにちは、前田嘉一です。
FIRE4年目の朝も、起きてまず日経先物を確認します。
目覚ましなしで起きる、だいたい7時。
そしてカーテンを開けて、スマホで日経先物の現在価格と前日終値との差を確認する。
夜寝る前にも確認して布団に入っているので、だいたいの動きはわかっています。
それでも朝、必ず確認します。
スマホがなければわざわざノートパソコンを開く。
この確認だけは絶対に抜かしません。
プラスマイナスがゼロなら安心して二度寝できます。
1,000円台の変動が出ていると、その理由を考えながら一日中頭の中でグルグルと回り続けます。
これは15年間、一度も変わっていません。
FIRE4年目でも、なぜ毎朝、先物を確認するのか
2008年秋、「対応策を持っていない恐怖」を知った
2008年10月、リーマン破綻からの2番底。
売りが売りを呼んで、値がストップ安手前まで下がり続けました。
あの時、私は何の対応策も持っていませんでした。
恐怖で何もできなかった。
たまたま「ストップ安手前の買いの指値」を入れていたことが功を奏しましたが、それも意図した戦略ではなく、結果論でした。
あの経験で気づいたのは、「大暴落が怖いのではなく、対応策を持っていない大暴落が一番怖い」ということでした。
だから毎朝、確認します。
今日の相場の方向性を把握して、「対応できる状態」で一日を始めるために。
普通の人が天気予報を見るように
これは普通の人が天気予報を見て、服や傘で一日を調整するのと同じです。
私にとっての天気予報が、日経先物の価格です。
FIRE4年目の今も、この習慣は変わらない。
朝の始まりだけは、何も変わらない。
大きな変動があっても「ある程度の理由がわかっていること」「過去に経験していること」「だから判断も対応もできる状態でいられること」
——この「構えられる」状態を保つことが、FIREで生きていける土台だと思っています。
それでも今でも、リーマン破綻からの2番底クラスの暴落は怖い。
ただ、めったに発生しないこともわかっている。
だから毎朝の確認で、その兆しがないかを慎重にチェックし続けています。
1万歩の散歩と「相場以外の世界」
FIREしてやりたかったこと——太陽の光を浴びること
FIREしたときから、近所を散歩するのが日課になりました。
そして、やりたかったことのひとつが「太陽の光を浴びること」でした。
FIREして良かったと最初に感じたのも、「太陽を綺麗だと思えた」ことです。
これは、毎朝の通勤電車が地上から地下に潜る瞬間(太陽が消える)から始まり、窓際族として我慢を強いられ、自由を奪われ続けた21年間への、静かな反発でした。
歩数にはノルマを課さない
今は万歩計アプリで1万歩を目標にしています。
そして午前中に多く歩いて、足りなければ夕方に達成するようにしています。
ただし、歩数に義務感は出さないことにしています。
20代の猛烈社員時代、ノルマを達成しても会社に余裕がなく報酬がなかった。
それがうつ病の遠因のひとつでした。
だから今は、ノルマや義務はなるべく自分に課さないようにしています。
街路樹の成長と「若葉の匂い」
今は街路樹の葉っぱが伸びるのが早い季節です。
カエデ、イチョウは1ヶ月でぐんと緑色の葉を生やします。
「若葉の匂い」で体が若返るような感覚があります。
「新しい葉+太陽+適度な気温」が一番気持ちいい。
明日はもっと伸びると分かっているものと過ごすのが一番です。
ツバメがいない——「恐怖レーダー」が反応した
今年はツバメの姿を見ていない
この時期の散歩の楽しみのひとつは、公園のベンチでツバメを見ることでした。
子供のためにエサを探して飛び回るツバメ。
巣を見つけると散歩のコースがそこばかりになる。
ツバメの子が安全かどうかを確かめるために歩いている感じでした。
でも今年、そのツバメが飛び回る姿をまだ見ていません。
原因は何だろうかと心配しています。
カラスか、街の環境の変化か、いろいろと推測してみる。
まもなくカルガモの親子の子育ても始まるはずなのに、それも見られないなら心配です。
ツバメがいない年は、何かが変わっている
ツバメが来ない年は、何かが変わっている。
それが気候なのか、街の構造なのか、私にはわからない。
でも、いつも起こることが起こらないとき
——それは相場でも、街でも、同じように怖い。
これこそが私の「恐怖レーダー」の反応です。
「いつも起こるのに起こらない、そしてその理由がわからない」
——相場でも、これが一番怖い。
理由のわからない変化が、最大のリスクです。
私はこのレーダーで、ここまで生き延びてきました。
日ごろから関心を持つことが、異変に気づく力になる
街の歩道に自転車の誘導マークが貼られ、歩行者と自転車を区別するようになった。
信号機がiPadのような薄型に変わってきた。
通勤路だった道の細かい風景を、今は「変わっていないかどうか」を確認しながら歩いています。
日ごろから関心を持って、毎年当たり前に起こっていることが今年も起きているかを確認する。
そして、ちょっとした異変に気づいて、原因を調べ、対応できるものは対応していく。
相場以外の話のようですが、株式投資と同じことをしていると気づきます。


ヒートマップと「今日の相場観」
散歩の途中でスマホを確認する
散歩していても、頭にふと相場のことがよみがえってきます。
公園のベンチでスマホを開いて、日経平均225の寄与度のヒートマップを確認します。
上昇銘柄は「緑」、下落は「赤」、強さは「面積」で表示されます。
どのセクター、どの銘柄が動いているか、予想通りかどうかを確認します。
予想レンジ内、対応できる範囲内なら良し。
安心して散歩を続けられます。
「今日は何もしない」と決めたなら、そのルールを守る
朝「今日は何もない」「相場にのめり込まない」と決めたなら、そのルールを守ります。
散歩することで、相場と適度な距離感を保つようにしています。
リーマンショックの2番底、アベノミクス、最近のAI半導体関連の急騰
——これらを経験しているから、どう行動すればいいか、自分の意志で判断できるようになってきました。
でも正直に言えば、いざ本当にリーマンショッククラスの下げが来たら、夜も眠れず、恐怖で指が震えて何もできなくなってしまう弱さも知っています。
頭の中では自信があると言っていても、現実にその時が来ないとわかりません。
相場は本当に怖い。
「恐怖レーダー」が振り切れないように
一番大切にしているのは、この恐怖レーダーが「振り切れない」こと。
そしてレーダーの警告音が鳴り続けても、自ら止められること。
これができなければ、頭の中が相場のことでグルグルと回り続け、うつ病が再発して投資からの退場になってしまいます。
幸いにも2008年秋以来、そういう状態には陥っていません。
私は過去のトラウマと常に戦いながら、自分自身を騙さないようにルールを設け、散歩という行為で精神のバランスを保とうとしている、生身の人間です。


まとめ:FIRE4年目、朝から昼、変わらないことの意味
FIRE4年目の今も、朝の日経先物確認と1万歩の散歩は変わりません。
ツバメの有無を心配しながら歩き、公園のベンチでヒートマップを確認して、「今日も何もない」と確認できたら安心する。
これが私の朝から昼の日課です。
窓際族時代は陽の当たらない灰色の時間の中で、時計が17時を指すのを待つだけでした。
今は「新しい葉+太陽+適度な気温」の中で、自分のペースで歩いています。
次の記事では、午後から夜——自由な時間の使い方、2ヶ月で資産が1億円増えた実感、そして寝る前の先物確認までをお伝えします。→【こちら】



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