1,000万円なくても始められた|月3万から3億を築いた新卒の3年

1000万 32歳の転機
1000万

1,000万円がなくても始められた新入社員が月3万円の積み立てから資産3億円を築いた最初の3年

「投資を始めたいけど、まとまったお金がない」と感じていませんか。

私も最初はそうでした。新入社員のころ、手取り17万円で投資を始めました。

最初に用意したのは月3万円だけです。

1,000万円も、特別な知識も、才能も必要ありませんでした。

この記事では、私が入社後の最初の3年間にやったこと、その結果10年後に何が起きたかを正直にお話しします。

特別なことは何もしていません。ただ、たった2つのことを続けただけでした。


あの日の記憶——1991年4月15日、初めての給料日

1991年4月15日。初めての給料日。手取り17万円が口座に入りました。

その日のうちに、私は10万円を天引きしました。残りは7万円。それで1ヶ月生活すると決めました。

贅沢はできませんが、不思議と不安はありませんでした。

「これで将来の自分を買っている」という感覚だけがありました。


なぜ新入社員が給料の半分以上を天引きしたのか

ローンで苦しむ大人を、子供の頃から見てきた

私が子供の頃から身近だったのが「ローン」という言葉です。

近所ではローンで高級なものを買ったという話が常に飛び交っていました。

車のローン、住宅ローン。借金して欲しいものを買う、ということがとても身近でした。

同時に、ローンで首が回らなくなった大人も何人も見てきました

月々の支払いに追われ、やりたいことができない大人たちの姿が、子供の目にもはっきりと映っていました。

「ローンに慣れておく」という逆転の発想

だから私の目標は、将来「豪華な郊外の一戸建て」を買うことでした。

そのために毎月10万円の住宅ローンを払い続けるつもりでいました。

そこで考えたのが、「ローンに追われる前に、ローンに慣れておく」という発想です。

将来払うはずのローン分を、今から天引きしてしまおう

難しい計算は必要ありません。「最初からなかったことにする」というシンプルな考え方です。

天引きの内訳:月10万円の使い道

最初の天引き内訳はこうなっていました。

  • 持株会:月3万円(ボーナス時10万円)
  • 財形貯蓄:月4万円
  • 財形住宅貯蓄:月3万円
  • 合計:月10万円

難しい投資判断は何もありません。ただ、給料と同時に10万円が自動的に引かれていくだけです。


手取り7万円の3年間——正直な気持ちをお話しします

バブル崩壊期、同僚はスポーツカーに乗っていた

当時はバブルが少しずつ弾けていく時代でした。

それでも余韻は残っており、新卒の同僚がローンでスポーツカーや四輪駆動車を買い、ブランド物のスーツやバッグで出勤する姿がありました。

正直に言うと、うらやましいと思っていました。

でも同時に「あの車のローン、何年払い続けるんだろう」とも思っていました。

うらやましさと冷めた目が、同時にありました。

実は7万円の生活はそこまで苦しくなかった

さらに正直に言うと、7万円の生活はそこまで苦しくありませんでした。

実家から通っていたので家賃がなく、食事も母親が作ってくれました。

7万円は昼食代と飲み会代と服代で消えましたが、それで十分でした。

節約は美徳というより、欲しいものが違っていたのです

車やブランド品より、郊外の一戸建ての頭金を貯めることの方が、私には価値がありました。

なぜ物欲が強くなかったのか。それは育った環境と関係があるかもしれません。

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月3万円の持株会が、34年間の株式投資人生の原点になった

「会社への貢献」のつもりで始めた持株会

私が初任給で最初にしたことは、持株会への申し込みでした。

枠いっぱいの月3万円、ボーナス時は10万円です。

当時の理由はシンプルでした。「全く会社に貢献していないので、少しでも会社の役に立ちたい」という気持ちと、「5%の会社補助・手数料無料」という条件の魅力です。

後になって、毎月定額で買い続けるこの仕組みが「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手法だと知りました。

バブル崩壊で株価が下がっても、買い続けた理由

バブル崩壊と会社業績の低迷が重なり、会社の株価はどんどん下がっていきました。

新聞や週刊誌には「倒産危惧」「危ない会社」という文字が並び、実際に転職した同僚もいました。

それでも私は買い続けました。

自分が頑張れば会社業績が上がり、株価も上がる

今のうちに安く仕入れておけばお金持ちになれる」と信じていたからです。

今思えば、少し単純すぎる考え方でしたが、当時は本気でそう思っていました。

失敗したのに、哲学だけが残った

結局、自社株は戻りませんでした。

仕事も頑張りすぎて、32歳で「うつ病」になってしまいました。

皮肉なことに、自社株への期待は外れました。会社の業績も株価も戻りませんでした。

でも「下がっても買い続ける」という体験だけは、本物として私の中に残りました。失敗したのに、哲学だけが残ったのです。

これが後の「逆張り投資」の原点になったのだと、今になって思います。

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保険の見直し:26歳で気づいた「掛け捨てはもったいない」

セールスレディとの攻防

当時は昼休みになると、生命保険のセールスレディが職場にやってきました。

最初はうまくかわしていましたが、1994年に「定期特約付終身保険」を契約させられました。

「同年代の女性を紹介してくれたら契約する」と言ったら、本当に紹介してくれたのです。

でも映画を一緒に見ただけで、その日で終わりました。

翌月、定期特約をすべて解約した理由

契約した翌月に定期特約部分をすべて解約しました。

理由はシンプルです。

  • 60歳まで死亡や重大事故が起きる確率は低い
  • まだ独身で、残された家族もほとんどいない
  • 掛け捨ての保険料がもったいない

残したのは、葬式代として150万円の終身保険だけ。

現金一括で30万円を先払いし、セールスレディを遠ざけました。

30年後に「超お宝保険」になった

この150万の終身保険は、30年後の今では絶対に再現できない「超お宝保険」になりました。

  • 予定利率4.75%(現在ではあり得ない高水準)
  • 一括払いなのに毎年8,750円の税金控除が続く
  • 終身受取額が約170万円に増加
  • 「旧生命保険料控除」で確定申告のたびに税金が安くなる

当時の判断が完全に正解だったとは言い切れません。

でも保険を削ったお金が、後の投資に回りました

現在も私の生命保険はこの一本だけです。

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10年間続けた結果、32歳で何が起きたか

「天引き」「保険の見直し」

この2つだけを10年間続けた結果、32歳で次の資産が手元にありました。

  • 住宅頭金用:1,000万円
  • 生活防衛資金(3ヶ月分):500万円

そして32歳でうつ病になったことがきっかけで、この1,000万円を原資に個別株投資を始めました

  • 2017年:資産1億円
  • 2022年:資産2億円、早期退職(FIRE)
  • 2026年現在:資産3.1億円

月3万円の持株会と、10万円の天引きから始まった話です。

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まとめ:サラリーマンが資産形成で最初にやるべきたった2つのこと

入社後の最初の3年、私がやったことは2つだけです。

1. 天引きで「最初からなかったことにする」 持株会・財形貯蓄・財形住宅貯蓄で月10万円を自動的に引く。難しい判断は何もいりません。

2. 保険を見直して、本当に必要なものだけ残す 掛け捨て部分を削り、削ったお金を将来の投資原資に回す。

特別な才能も、高度な知識も、1,000万円の元手も必要ありませんでした。

必要だったのは「最初からなかったことにする」という発想だけでした。

あなたの給料から、今月いくら「なかったことに」できるでしょうか。

窓際21年・資産3.7億円
挫折と再起を経てFIREを達成した一人の軌跡。投資、キャリア、自分軸の確立までの実話を通して、次世代に希望を届けます。

1,000万円を新入社員が積み立てで作ったエピソードや、ご感想などがあればお待ちしています。

次の記事では、入社前の生い立ち。お金持ちゼロの町で育った私の「3億への原点」をお話しします。→こちら

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